さて、前に保険は必要ないっていう話をしました。
基本的に考え方としては変わってないですし、”なんとなく勧められたから”と言って入るべきではないです。必要性のある人だけが入ればいいです。
nikkomaga10million.hatenablog.com
僕は節税を兼ねて実際に必要かどうかの参考になればと思って入っています。
はっきり言って運用や貯蓄に保険は向いておりません。それをやるくらいなら低リスク・低コストのインデックス投信を持っておいた方が95%の確率でうまくいきます。
そこで、僕が入っている個人年金と貯蓄型の生命保険の解約時のシミュレーションから成績を見てみましょう。
まずは払っている金額
オリックス生命が年9万9110円(低解約返戻金型終身保険=一般の生命保険料控除)
マニュライフの個人年金を年12万円払っています。(=個人年金保険料控除)
今年も所得税率は低く、5%なので
一般の生命保険料控除→所得税4万×5%=2000円、住民税2万8000円×10%=2800円
個人年金保険料控除→所得税4万×5%=2000円、住民税2万8000円×10%=2800円
で、合計9600円の税金が安くなります。
つまり、支払った21万9110円に対して9600円なので4.38%のキャッシュバックとなります。そしてどちらも楽天カードで払っているので、2191ポイント=約1%が実質的なリターンで5.38%です。
※満期まで加入し元本割れの可能性がないと仮定した場合です。
そして、累計としては
2018年の節税金額 9350円 楽天ポイント1591円分
2019年の節税金額 9600円 楽天ポイント2191円分
2020年の節税金額 9600円 楽天ポイント2191円分
計34,523円
総支払い15万9110円+21万9110円+21万9110=59万7330円
34523 ÷ 59万7330= 5.7%でした
しかし!!実際の現時点での解約返戻金は大きく割れているので、
オリックス生命ライズ 21万円 マニュライフ生命個人年金 14万7千円
(どちらも年末時点の参考解約金)
なので
37万8220 - 21万-14万7000 = 24万330 円
で例え34,523円の還元があっても現時点では21万円程のマイナスです。
つまり△34%
これが保険のリスクです。早い時期での中途解約のリスクは特に大きいと思います。解約さえしなければ...というのもだったら20年という時間を味方に運用できるつみたてNISAだったいいし、年齢次第では確定拠出年金でもいいかもしれません。マイナスになっている理由は丸々保険会社の儲けとは言いませんが、保険に入るための、コストとして引かれている金額です。保険に入るというのはそれだけ高い買い物なんです。もちろん死亡保障も付いてますし、満期後には増えてるかもしれませんが、途中のリスクは株なんかよりもだいぶ高いと思いますよ。
(ちなみに例えばそれぞれ条件が違ってオリックス生命ライズは15年経過まで解約返戻金は払込金額の7割未満、マニュライフは10年まで所定の解約料みたいなのが取られます。マニュライフは外貨建なので為替スプレッドも往復1%くらいかかります。)
そこまでして保険に入りたいですか?ただ漠然と不安を感じてるだけじゃないですか??
とだけ言って終わりにしときますか。金融機関の人間から色々怒られそうなので。
笠ブローのテキトー自動貯蓄ツール (2020年12月末時点)
確定拠出年金 月3500円+マッチング拠出3500円=7000円
埼り積立定期 月1万円
明治安田じぶんの積立 月1万円 (残り32ヶ月=32万)
マニュライフ生命・個人年金 月1万円 (残り426ヶ月=426万)
オリックス生命 貯蓄型保険 年9万9110円 (残り11年=109万0210円)
○合計で年54万円ペースの自動貯蓄ツールになっています。
2020年12月末では、452万ほど貯蓄できていたので、残り548万だとして、
他の貯蓄をしなくても548万÷54万=10.14年後に達成する計算になります。