どうも、笠ブローです。早いもので社会人になって半年が経過しました。その中で自分なりに色々思うことがあります。
最初に言っておきますが自分は意識高い系ではないです。
大企業でバリバリ働いて出世したい訳でもなく、
起業したい訳でもなく、投資だけで暮らしたい訳でもなく、
自分の好奇心と達成感を満たす時間とワークが欲しいなと思っております。
1000万円の貯蓄はその一つです。
物心ついてお金も自分でも管理するようになった頃には1000万円なんてゆうに超えていて、大学卒業する頃には個人資産は2000万円を超えていました。
自慢ではありません。それが当たり前だと思っていたのです。自分は世間知らずなんです。だからこそ、0から社会人として、苦労をしないと、自分の中で何か大切なことを知らないまま歳を取ってしまう気がして、それで敢えて証券の営業という世間一般では”キツい”仕事をして見たかったんです。その中で
「何年あれば1000万円の貯蓄ができるのだろうか?」
「”キツい”仕事をすることに意味はあるのだろうか?」
「1000万円を自分で稼いで貯蓄をして変化はあるのか?」
などなど、自分の好奇心に基づいて仕事に就くことにしました。
世間一般にいうとよく考えずに就職しました。まだまだ答えは出ていません。ただ、一進一退という感じが続いていて、成長できていること、何も進んでいないこと、課題はまだまだあります。今は無駄な努力でも将来につながると信じています。
その中でも、
やりたいことは主に三つです。
①労働でキャッシュを創出して投資に回し、さらにキャッシュを創出すること。
②スモールビジネスのオーナーになり、自分のみができる仕事を見つけること。
③社会的信用と対価を得られるようにスキル取得と勉強をすること。
一見、意識高いように見えますが、まとめると
”会社に縛られず仕事をする”ということです。
一個一個説明すると、
①労働でキャッシュを創出して投資に回し、さらにキャッシュを創出すること。
これは大学生の頃から一番意識していたことです。
株式投資を中心にアルバイトで稼いだお金のほとんどを投資に回していました。それによって配当等のインカムゲインだけでも年50万円ほどを稼ぐことができています。銀行預金では自分の楽天銀行の優遇金利でも0.1%ですから、100万円で1000円しか得ることができません。一方年4%の配当が得られる株式を保有するだけで、4万円になります。4万円あれば1ヶ月分の食費くらいにはなります。更にそれをもう一度投資に回すことができれば、複利で増えていきます。年4%だと税金等を除けば20年で倍にできます。
「人類最大の発明は複利(The most powerful force in the universe is compound interest.)」とアインシュタインが言っていたように複利には非常に大きな力を持っています。そして、かの有名な経済学者、トマ・ピケティはベストセラー著書「21世紀の資本」で「R(資本収益率)>G(経済成長率)」という、資本家が資産を独占し、格差が生じていると述べ、
要するに頑張って働いて出世し、自分の給与を増やすことよりも、資本家が株式や不動産投資で得られるリターンのが多いことを過去のデータから証明しました。
それはなぜか?
答えは簡単です。そこら辺の学者に聞くより僕に聞いてください。
「会社は株主のものであるから」です。
会社の資産は労働者のものでも経営者のものではなく、
株主が保有しているものなのです。議決権も資産もそもそも株主のものなのです。
だからこそ株式を保有し、配当と議決権を持つことが大切なのです。
その中で会社員として働きながら、投資に回すのは労働分配率と株主分配率が変わってもどちらの恩恵を受けることができるからです。
これ以上書くと専門的な話になるのでここまでにしますが、
株式投資はみなさんの想像以上に有効な将来に備えた資産の使い方になります。
次に
②スモールビジネスのオーナーになり、自分のみができる仕事を見つけること。
これに関しては、副業は禁止なので始めるときは今の会社を辞める必要がありますね。
しかし、なぜ、大きな企業を作りたいのではなくスモールビジネスなのか。
簡単な理由です。
・自分の能力を最大限引き出せるから
・レッドオーシャンのニッチな事業の方が利益率が高いから
会社員では、人には得意不得意があり、それを完全にカバーできません。当然です。会社は組織であり、組織としての働きを最優先します。私はその中で、”個人の能力を最大限に引き出すことが組織として最も大きな仕事を成し遂げる”と信じているのですが、日本のほとんどの企業経営者はそうは考えていなようです。自分のライフワークを見つけようとしない思考停止状態の人が多いのではないかと思います。
その中で、例えば自分の考えるスモールビジネスの一つとして、小さなカフェのオーナーです。朝6時から夜8時まで14時間営業し、1時間あたり平均15人の客が来たとして、1日に210人、一人当たりで500円の利益を出せれば1日に10万円超えます。月に25日営業したら250万円。従業員の給与やその他費用を考えて100万円残るとすると、自分が100%株主として事業をやっていれば全額が自分のものになります。そう簡単にこのストーリー通りに進めるのは難しいですが、これを目指し、実際にやっているのが既存のカフェです。カフェは今や休憩する場所、食事をする場所、仕事をする場所、様々な用途として使われています。今後も色んな使われ方をするでしょう。その中で、スタバのような清潔感があり、無料でネットが使える、コーヒーも食事もそこそこの味、落ち着く雰囲気、そう言ったものを作り出したいと思います。そもそもビジネスとしてではなく、単純に自分がそう言った場所が欲しいと思っています。そういう感覚が大事だと思います。そもそも自分が必要だと思わなければニーズがないわけですから。
その中でなぜ、自分が会社員をやっているのかは簡単です。
今の日本では会社員が一番社会的信用力が高いから
です。
これは三つめの
③社会的信用と対価を得られるようにスキル取得と勉強をすること。
に関わってくる話です。
まず、そもそも、22歳で個人事業主をしている人と会社員と聞いてどっちのが人聞きがいいですか?
結婚するならと聞かれたら99%が会社員を選ぶと思います。自分もそうですね。笑
社会的信用は経済的な側面もあります。
住宅ローンも自動車ローンもクレカも会社員はとても信用力高いです。
クレカの枠というのは約1ヶ月〜2ヶ月弱を0%でお金を借りれる、代物です。金利0%で借りられるローンはクレジットカードのみです。自分の知ってる限りは。
住宅ローンも会社員なら年収の何倍ものお金をわずか1%ほどで、自営業に比べ簡単に借りることができます。
これは終身雇用や年功序列を前提とした日本の雇用情勢に基づいていて非常に素晴らしい仕込みだと思います。
この中で、例えば30歳年収500万で貯蓄ゼロと30歳年収300万貯蓄1億の人で、年収500万の人の方が沢山の借り入れができます。要するに、資産のない人のが信用力が高いことになってしまい、少しおかしな構図になっています。
しかし、住宅費は人生の三大費用の一つと言われています。
親から実家を引き継ぐ等で、持ち家が得られる人を除けば、賃貸よりもこの住宅ローンを駆使し家を保有することで、トータルのコストは下げられます。つまり、住宅ローンは”借りてもいいローン”ということがわかります。
それはさておき、とにかく銀行借り入れをする上で信用力が必要なのです。
年収は単にいくらもらっているかではなく、社会的信用を示すバロメーターでもあるのです。
では年収を上るにはどうしたら良いか、スキルをつける、残業をする、結果を出す、これらでしょう。しかしそれは限界があります。それは、自分の労働力という資本を、時間かけて使っているからです。しかし、ほとんどの会社では100の結果を出しても1の結果でも100倍の収入になることはありません。組織というもの間に入っているからです。
だから結局会社員はどうあるべきか、簡単です。利益を出すこともよりも、自分の価値を高めるために勉強することに意味があります。
例えば、1000万貯蓄したとしても、貯蓄や節約の相談に乗るとして、ファイナンシャルプランナーの資格を持っているのと持っていないのでは説得力が違います。
そういう意味で、今は証券会社の営業員として勉強し、今後ビジネスをやるための財務の勉強、様々なことが同時系列に勉強できます。
また会社員はそれ以外のメリットがあります。
厚生年金、健康保険、給与所得控除、雇用保険、これが代表的なものでしょう。
年金は会社員(公務員)の方が圧倒的に多いです。単身者で国民年金は平均5万5千円に対し、厚生年金に加入している男性の単身者の平均は16万6千円です。健康保険も会社と折半ですから、自営業よりも安く済むことが多いです。失業した際の保障があるのはやはり会社員ですね。会社がリストラすることになって、クビになったらハローワークに駆け込んで不当解雇であれば労働組合に駆け込めば助けてくれます。
そういう目に見えるもの、見えないもの、色々な所でメリットがありますから、それはそれで良いと思っています。
AIによって今後10年でなくなる仕事が何割、などと言われていますがとにかく既存の働き方とは考えられない方法で仕事を持つことが、2018年現在でも可能になっています。YouTuberやインスタグラマーなんていう職業はその筆頭でしょう。
かくいう自分もインターネット上で多少の利幅の効く仕事をやった経験もあり、小遣い稼ぎ程度にはなった。しかし大学に通っている時だったので、学生として様々な経験を積んでおく、ということに注力した。勉学、アルバイト、学生団体の活動、趣味の旅、海外留学、どれも他の多くの人が経験しないようなことをやっていた。
これを最大限将来の資本としたいと思っています。簡単に思いつくのは、ウェブ記事のライター 、旅行のコンサルタント・プランナー、ファイナンシャルプランナー、カフェのオーナー、何をするかはまだわかりません。ただ、ジョブズの言葉ではありませんが、バラバラの経験であっても将来それが何らかのかたちで繋がる。点と点が繋げる作業を、いつかしたいと思っております。
長くなりましたが、社会人半年でも会社員というものにのめり込まず、こういう風に考えて、日々が充実できているのは諸先輩方や会社の皆様のおかげでありまして、就業時間中は今後も労働者として土下座でも靴を舐めるので良いのでさせていただければなと思います。
このあたりでガラッとに内容が変わるので一旦区切らせていただきます。
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